「第5回宇宙開発利用大賞」において「総務大臣賞」を受賞
〜宇宙アバターの技術活用に向けた宇宙-地上間のアバター技術実証〜

News Release

2022.03.22

「第5回宇宙開発利用大賞」において「総務大臣賞」を受賞
〜宇宙アバターの技術活用に向けた宇宙-地上間のアバター技術実証〜

表彰式の様子

 

ANAホールディングス発のスタートアップであるavatarin株式会社(代表取締役CEO:深堀 昂、以下「avatarin㈱」)は国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下「JAXA」)とともに、内閣府の主催する「第5回宇宙開発利用大賞」において「総務大臣賞」を受賞し※1、3月18日に表彰式に参加しました。

 

◆取り組み概要

avatarin㈱とJAXAは宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)※2を締結し、アバター技術を中心とする最先端技術を用いた新たな宇宙開発・利用関連事業の創出を目指しています。宇宙関連事業への参入を目指す企業・団体約35社と共に「AVATAR Xプログラム」※3を開始し、その集大成として2020年11月に世界初となる宇宙アバターの技術実証を実施しました※4。本実証では、一般の方が街なかから国際宇宙ステーション (ISS)日本実験棟「きぼう」に設置された宇宙アバター「space avatar」※5にインターネットで接続し、リアルタイムで直接動かし、「きぼう」船内から宇宙や地球を眺めることを可能としました。

 

◆受賞理由

avatarin㈱とJAXAの宇宙への取り組みで高評価をいただいた主な2点です。

・宇宙アバターの技術活用に向けた宇宙-地上間のアバター技術実証に加え、宇宙空間へ行くことが難しい一般の方がリアルタイムで気軽に体験し楽しめる空間を、アバター技術を用いて世界で初めて実現した点。

・ICT技術の一つであるアバターを使い、ISSだけでなく、宇宙を身近に感じさせることに貢献しており、新たな宇宙開発利用を実現している点。

 

 

avatarin㈱は、今後も引き続きアバター技術がもたらす新たな価値の創出及び宇宙利用の拡大、地上への成果の反映を目指していきます。

 

 


 

※1 内閣府プレスリリース https://www8.cao.go.jp/space/prize/prize.html
※2 J-SPARC
「JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)」とは、宇宙ビジネスを目指す民間事業者等とJAXAとの対話から始まり、事業化に向けた双方のコミットメントを得て、共同で事業コンセプト検討や出口志向の技術開発・実証等を行い、新しい事業を創出するプログラムです。2018年5月から始動し、現在、約20プロジェクトを進めています。
http://aerospacebiz.jaxa.jp/solution/j-sparc/
※3 AVATAR X program
「AVATAR X」とは、今後の宇宙関連市場の⼤幅な拡⼤を⾒据え、宇宙関連事業への参⼊を⽬指す企業・団体、⾃治体約30社とANAホールディングス・JAXAが連携し、「アバター(avatarin㈱が描く瞬間移動⼿段)」を活⽤した、宇宙関連事業の⽴ち上げを⽬指すプログラムです。「ANA AVATAR VISION」と、新たな発想の宇宙関連事業の創出を⽬指す「JAXA 宇宙イノベーションパートナーシップ(JSPARC)」における「⼈類の活動領域を拡げるテーマ群」の⼀環として、事業コンセプトの共創を⾏っています。
https://www.anahd.co.jp/group/pr/201809/20180906.html
※4 宇宙でのアバター技術活用に向けた第一歩として宇宙を身近に感じる宇宙-地上間の技術実証を実施
https://about.avatarin.com/info-news/news-release/593/
※5 宇宙アバター(space avatar)
地上からISSや月面など宇宙空間に接続し宇宙飛行士の支援、作業代替、休息などの業務を行う宇宙アバター。極限環境でのデータ通信の環境構築・技術開発を⾏うことで、今後災害時や通信インフラ未整備のエリアにおいてもアバターの利⽤を可能にすることを⽬的としています。具体的には「きぼう」から4K 動画を⾼圧縮・リアルタイムで地上に配信するエンコーダ技術と、リアルタイムでJAXA 施設外から「きぼう」内装置を遠隔操作できるコマンド送信システムの⼆つの技術を統合して世界初の「きぼう」でアバター体験ができるシステムを構築しました。

 


 

◆avatarin株式会社について

avatarin株式会社は、「アバターを、すべての人の、新しい能力にすることで、人類のあらゆる可能性を広げていく」というミッションを掲げ、2020年4月1日にANAホールディングス発の初めてのスタートアップとして設立されました。先端技術を基に人類の様々な課題を解決する新たなサービスをスピーディに開発、提供して参ります。

また賞金総額約10億円の国際賞金レース「ANA AVATAR XPRIZE」を2018年より立ち上げ、81カ国820チームを巻き込みながら新たなアバター市場を形成するためのグローバルムーブメントを先導しています。(URL: https://www.xprize.org/prizes/avatar

 

◆アバターとは

avatarin社が考えるアバターとは、社会課題解決のために開発した遠隔操作ロボットです。ロボティクス、AI、VR、通信、触覚技術などの先端技術を結集し、遠隔地に置かれたロボットをインターネット経由で操作して意識・技能・存在感を伝送させ、人々が繋がりコミュニケーションおよび移動、作業を行うことができます。私たちはアバターを次世代モビリティおよび人間拡張テクノロジーと考えています。

 

◆avatarin(アバターイン)とは

「avatarin(アバターイン)」(URL:https://avatarin.com/)とは、既存移動手段の課題(環境負荷、身体的負荷、コスト、距離的制約、時間的制約、精神的ストレス、インフラ整備、外的要因、衛生リスク、国交など)を解決すべく考えた、新たな移動サービスです。体を移動させず人の意識と存在感のみを伝送し、リアル空間を検索して瞬間移動することができるプラットフォームです。

「avatarin」ブランド動画 URL: https://youtu.be/fVJ995DSyic

 

◆サービスコンセプト

avatarin社は移動を拡張する3つのポイント「Instant -インスタント」、「Sustainable -サステイナブル」、「Inclusive -インクルーシブ」に注力し、新たな移動手段を提供します。これにより、飛行機などの「プレミアムな移動」に加え、アバターを活用した距離や時間を短縮できる「ライトな移動」を組み合わせることで、より多くの場所を訪れたり、より多くの人に出会うことが可能になります。家族での毎年の旅行などはプレミアムな移動で、毎週、様々な場所を訪れるにはアバターを活用したライトな瞬間移動で。既存の移動方法とライトな瞬間移動を組み合わせることで持続可能となり、より多くの人々が、より自由に移動できる未来のライフスタイルの創造を目指します。(URL: https://about.avatarin.com/about/

 

◆newme(ニューミー)とは

「newme(ニューミー)」(URL:https://biz.avatarin.com/)は、「avatarin」プラットフォームを介して、体を移動させずに人の意識と存在感を伝送する新たな移動手段です。移動したい場所にあるnewmeを選択して、見て、話して、歩きまわることができます。既存のコミュニケーションツール(ビデオ通話やWeb会議システム)などとは異なり、自分の意思で好きなタイミングで遠隔地の空間を動きまわることができます。

newme紹介動画 URL: https://youtu.be/KtL9X5QKC5Y

 

 

 


 

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