子どもの自主学習におけるアバターロボット「newme」の活用レポート
-2023年度あいちデジタルアイランドプロジェクト「newmeを活用した実証」第一弾-

2023年度も引き続き愛知県の「あいちデジタルアイランドプロジェクト」に参画し、newmeを活用した実証を実施しております。

第一弾は児童向け学習コンテンツでの活用実証として、中部国際空港内のフライト・オブ・ドリームズにて遠隔からアバターロボットを活用した気軽な訪問機会を設け、児童の皆様に自主学習をしていただく実証を行いました。

本実証は、子どもの学習支援の場において、帯同する人員をつけずにアバターロボットを活用した学習の有用性や走行の安全性を検証する初めての試みとなります。

 

遠隔から参加された宮崎県都城市の小学生の皆様の様子をご紹介します！

 

 

宮崎県都城市のフォルケホイスコーレ児童クラブまるのの小学1年生〜5年生など参加者45名の皆様に集まっていただきました。

まず始めに中部国際空港や飛行機、アバターロボット「newme（ニューミー）」について勉強します。

初めて訪れる愛知県のフライト・オブ・ドリームズや初めて見るロボットについて学んだところで、早速パソコンを使ってフライト・オブ・ドリームズに設置されたnewmeにアバターイン！

 
 
フライト・オブ・ドリームズは閉館後の時間なので、みんなで貸切です。

5台のnewmeが一斉に施設内にあるボーイング787の初号機に向かって動き出しました。
 

 
５つの班に分かれて、飛行機の絵が描かれたワークシートの問題に沿ってnewmeを動かしながら、30分以内にみんなで協力して答えを見つけていきます。
 

本イベントで使用したワークシート

 

「あっちにもタイヤがあるよ！」

「エンジンの形はギザギザかな？」

「もっと飛行機の下の方に行ってみよう！」
 

 

班が５つあるとチームワークもそれぞれ。

newmeの首を上下に動かしながらじっくり見学する班や、スイスイと前に進む班など、自主学習なのでそれぞれの個性が出た見学学習になりました。

「ロボットの操作は最初は難しかったけど、すぐに慣れて楽しかった！」とのお言葉も頂きました。
 

 

見つけづらいところは先生や保護者の方にも協力していただきながら、みんなでチームワークを発揮して、無事時間内に全ての設問を埋めることができました！
 

 

終わった後には児童の皆様から、

「見たことのない所が見れて楽しかった！」、「飛行機の知識が広がった！」、「皆で協力しながらクイズを解くことができて楽しかった！」

等の感想をいただくことができました。

 

 

本実証の結果を通じ、改めて課題などを考え、将来的な社会実装につなげられるよう推進していきます。

 

本実証イベントにご協力いただいた皆さまに深く感謝申し上げます。