CEATEC 2019 ANAブース出展レポート

Column

2019/11/13

CEATEC 2019 ANAブース出展レポート

10/15(火)〜10/18(金)、幕張メッセで開催された「CEATEC 2019」に、ANAホールディングスとして初めて出展しました。ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました!

 

 

CEATEC 2019 では、2030年の未来の街を再現する企画エリア「Society 5.0」にANAブースを出展。日常生活のさまざまなシーンで、移動手段や人間拡張手段として活用されるアバターロボットの可能性をご紹介し、物理的な距離や身体的な制約を超え、アバターが社会インフラとして、誰もが繋がることができる未来を体験いただきました。

 

 

 

こちらが今回発表された、ANAのアバターロボット「newme(ニューミー)」。将来的には世界各地に設置されたnewmeにアバターインすることで、その場に存在するのと同じような体験が可能になります。会場内では、キャビンアテンダントが操作するnewmeが来場者をお出迎え。アバター越しに手を振ったり、楽しくコミュニケーションさせていただきました。

 

 

 

10/14(月)のメディアデーでは、メディア向けへにavatar-in(アバターイン)の記者発表が行われました。ディレクターの深堀と梶谷から、avatar-inがつくる未来について、そしてANAブースでの展示や体験の内容をプレゼンテーション。記者発表後も記者の皆様からの質問に答えました。

 

 

 

現在開発中の様々なアバターロボットとそれによってもたらされる未来の可能性について、 ANAブースで展示された6つのエリアをご紹介します。

 

 

 

【(1)Museum&Shopping 】自宅のリビングにいながら好きな場所に自在に行けるとしたら?この展示では、遠くのお店や水族館に設置されているnewmeにアバターインし、遠隔で水族館を訪れたり、お店の人と直接話をしながらショッピングを楽しんだりする体験をしていただきました。

たとえば高齢者や障がいのある方が身体的な制約なく外出を楽しめたり、集客に悩みを持つ施設が遠方からの来客を促進したり。社会や地域課題の解決に大きな可能性を秘めています。

 

 

 

【(2)Future Tech 】この展示では、労働の担い手となる未来のアバターロボットの展示を行いました。ひとつは上半身と両腕をそなえた二足歩行型のロボット。歩行経路の選択など高度な行動ができるほか、両腕で荷物を運ぶこともできます。屋外や山、階段を昇るなど、人間が行けるところはすべてこのアバターロボットが行けるようになり、たとえば災害救助などの人が立ち入りにくい現場でも活躍できる可能性を持っています。 もうひとつは、なめらかな動きで、表現豊かなコミュニケーションを可能とするアバターの腕の技術を紹介しました。

 

 

 

【(3)Fishing 】たとえば自宅からでも、海の上で釣りができるとしたら?この展示では、実際に大分の釣り堀に設置された釣りアバターにアバターインし、釣りの体験をしていただきました。手に伝わるリアルな感覚に、体験者の誰もが驚き、魚が釣れるたびに拍手が沸きました。将来的には釣った魚が翌日には自宅に届き、新鮮なまま魚が食べられるということも。こうしたアバターを活用し、新たな観光体験として経済効果も生まれようとしてます。

 

 

 

【(4)Skill Share 】世界のだれかがもっている優れた技術を、いろんな人が体で覚えられるとしたら?この展示では、ウェアラブルアバターにアバターインすることによる「体験の共有」をご紹介。だれもが体験や技術をシェアできる未来を、実際の動きとともにデモンストレーションしました。高いスキルをもつ技術者が、遠く離れた場所にいる人に対して技術指導を行ったり、ピアノレッスンが遠隔で行えるようになったり、さらにはツアーガイドを行ったりと、活躍の幅が広がりそうです。

 

 

 

【(5)Lesson 】たとえば、学校のない地域の子供のもとへ瞬間移動し、授業をできるとしたら?newmeによる遠隔授業の可能性を示すため、アバターインしたキャビンアテンダントによる特別授業を開催しました。アバターを使えば、世界中のあらゆる場所に先生を派遣したり、学校に通えない子供が授業を受けられたりと、教育の現場での課題解決に大きく貢献します。

 

 

 

【(6)Cooking 】たとえば遠くに住んでいる一人暮らしの親のもとへ瞬間移動して、料理をつくってあげられるとしたら?この展示では、ハンドアバターによる遠隔操作をデモンストレーション。その精緻な動きに多くの人が足を止めてくださいました。離れている場所でもさまざまな細かな手助けができるので、介護や労働といった高齢化社会の課題にも対応することが期待されています。

 

 

 

ブースを飛び出し、会場内の専用アバターレーンにもいくつものnewmeが登場!突然話しかけられたり、近づいてきたりして、驚いた方もいらっしゃったのではないでしょうか。行き交う人とコミュニケーションしたり、他のブースを見にいったり、会場内でも瞬間移動の世界を広げていました。

 

 

合計4日間、多くの方にお越しいただきました。

お越しいただいた皆さま、本当にありがとうございました!

これからもアバターインは、新しいアバターやサービスを拡充していきます!

アバターが当たり前になり、誰もがどこででも活躍することができる

そんな社会の実現へ向かって、ご協力いただけるパートナーを募集しています。

まだまだはじまったばかり。

さぁ、一緒にアバターの未来を広げましょう。

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