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都市部でもたくさんの家具が見られる!大丸インテリア館「ミュゼ エール」でnewme実証実験

J.フロント リテイリング株式会社では、大丸松坂屋百貨店の各店舗を訪れたお客様により多くの家具を見てもらおうと、アバターロボット「newme(ニューミー)」を使って各店舗と広大な家具・インテリア専門のショールームとをつなぎ、動き回りながら家具を案内する実証実験を行っています。

 

実証実験を行なっているのは兵庫県神戸市六甲アイランドにある大丸インテリア館「ミュゼ エール」と大丸心斎橋店です。


今回は株式会社大丸松坂屋百貨店 MDコンテンツ開発第1部 マネージャーの北村任弘さんにお話を伺いました。(取材2023年7月)

 

――ミュゼ エールとはどのような意味ですか?

 

「ミュゼ エール」は美術館と空間という意味のフランス語を組み合わせた造語で、4000平方メートルあまりの面積に2000を超えるアイテムを揃える家具・インテリア専門のショールームです。

 


――実証実験を始めたきっかけは何ですか?

都市部の店舗ではスペースが限られ多くの家具を置くことができないことから、遠隔からでも「ミュゼ エール」の家具を見てもらおうと、今年1月から2台のnewmeを使った実証実験が始まりました。

 

 

――抱えている課題やnewmeを採用した理由は何ですか?

大丸・松坂屋は全国に店舗がございますが、20年程前から、家具・インテリアの売場が縮小傾向にありました。そのため関西の大丸各店の家具・インテリア提案の拠点として「ミュゼ エール」を開設いたしましたが都市部から御来店されるには遠いというお声をいただいておりました。こうした課題を解決するため、newmeを通じてお客様との距離を縮めコミュニケーションを取れるようにしたいと考えています。  

 

実験では、大阪の大丸心斎橋店から「ミュゼ エール」のnewmeにアクセスし、広大なショールーム内でも電波が十分届くか、どれくらいの段差なら乗り越えられるかなどを詳しく調べています。

 

また最近は電動リクライニングベッドなどで人の声に反応して動く家具も開発されていることから、newme を通じても家具が人の声に反応するかどうかの実験を行い、実際に反応することも確認できました。また、どのくらいの大きさまでなら画面を通じてQRコードを読み取れるかなどの実験も行っています。

 

「ミュゼ エール」は高品質の家具を多く取り揃え、お客様も生地や木目の質感など細かい部分にこだわることが多いことから、通常のインターネット動画通信に比べてより綺麗な映像を視聴できる上に、自分で見る場所を決めることができるnewmeが適しています。

 

 

――今後newmeで実現したいことは何ですか?

 

「最終的な目標は全国のすべての店舗からnewmeを使ってミュゼ エールの家具を見てもらうことです。newmeを使ったお客様が家具を気に入って実際に現地に来てもらって購入してもらえれば嬉しいと思います。高齢化社会が進む中、今以上にこうしたアバターという取り組みが必要になってくると思うので、こうした取り組みを通じてより良い社会作りに貢献できると良いと思います」

――ありがとうございました。

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