News Release
2022.08.29
アバター「newme」でJAXA種子島宇宙センター宇宙科学技術館に行こう
〜日本宇宙少年団が東京から種子島へアバターイン〜
ANAホールディングス発のスタートアップであるavatarin株式会社(代表取締役CEO:深堀 昂、以下「avatarin㈱」)は公益財団法人日本宇宙少年団(理事長:山崎 直子、以下「YAC」)の東京日本橋分団団員に向けて、鹿児島県種子島のJAXA種子島宇宙センター宇宙科学技術館に設置したアバター「newme(ニューミー)」に東京都日本橋からアクセスすることでまるで現地にいるかのように、見て、聞いて、動き回れるアバター体験を2022年9月4日(日)に提供します。
なお、この取り組みは国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構新事業促進部(以下「JAXA新事業促進部」)と株式会社スペースサービス(以下「スペースサービス」)の協力のもと実施します。
◆実施概要
日時:2022年9月4日(日) 15:00-16:00
体験場所:宇宙ビジネス拠点 X-NIHONBASHI(東京都中央区日本橋室町1-5-3福島ビル7階)
体験者: YAC日本橋分団の小中学生24名
アバター設置場所: JAXA種子島宇宙センター宇宙科学技術館(鹿児島県熊毛郡南種子町大字茎永字麻津)
案内者:スペースサービス職員
概要:JAXA種子島宇宙センター宇宙科学技術館に設置したアバター「newme」に東京都日本橋のX-NIHONBASHIからパソコンを介してアクセスし、YAC東京日本橋分団の子供たちに向けてスペースサービス職員がJAXA種子島宇宙センター宇宙科学技術館を案内しながら宇宙について解説を行う。
◆本取り組みの背景
本取り組みは、avatarin㈱とJAXAによる新たな発想の宇宙関連事業の創出を目指す「JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(以下、J-SPARC)」※1の枠組みのもと2021年7月より開始している「アバター技術を利用した宇宙関連事業」の共創活動の一環として実施するものです。
「アバター技術を利用した宇宙関連事業」のうちの一つとして取り組んでいる「宇宙関連遠隔体験事業」に関するもので、avatarin㈱が独自開発したアバター「newme」を用いてJAXA関連施設を遠隔見学することで、宇宙を身近に感じ宇宙開発を学習できる体験を提供することを目指しています。
なお、avatarin㈱とJAXAの取り組みは大分県の協力も得て、日本オープンイノベーション大賞内閣総理大臣賞を受賞※2しました。
◆各社の役割
avatarin㈱: newmeを活用したJAXA関連施設の遠隔見学に関する事業計画立案。
JAXA新事業促進部:種子島宇宙センター宇宙科学技術館をはじめとするJAXA関連施設でのnewmeを活用した遠隔見学の実証支援。
スペースサービス:種子島宇宙センター宇宙科学技術館の維持・管理・運営、およびnewmeを用いた施設案内。
YAC: JAXA関連施設の遠隔見学に関する体験モニター。
avatarin㈱、JAXA新事業促進部、YACはアバター技術がもたらす新たな価値の創出及び宇宙と地上での利用の拡大を進めていきます。今後さらに多くの方の参画も期待しています。
※1 | J-SPARC:http://aerospacebiz.jaxa.jp/solution/j-sparc/
「JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)」とは、宇宙ビジネスを目指す民間事業者等とJAXAとの対話から始まり、事業化に向けた双方のコミットメントを得て、共同で事業コンセプト検討や出口志向の技術開発・実証等を行い、新しい事業を創出するプログラムです。2018年5月から始動し、現在、約20プロジェクトを進めています。 |
※2 | 日本オープンイノベーション大賞:https://about.avatarin.com/info-news/news-release/5135/ |
◆avatarin株式会社について
avatarin株式会社は、「アバターを、すべての人の、新しい能力にすることで、人類のあらゆる可能性を広げていく」というミッションを掲げ、2020年4月1日にANAホールディングス発の初めてのスタートアップとして設立されました。先端技術を基に人類の様々な課題を解決する新たなサービスをスピーディに開発、提供して参ります。
また賞金総額約10億円の国際賞金レース「ANA AVATAR XPRIZE」を2018年より立ち上げ、81カ国820チームを巻き込みながら新たなアバター市場を形成するためのグローバルムーブメントを先導しています。
(URL: https://www.xprize.org/prizes/avatar)
◆アバターとは
avatarin社が考えるアバターとは、社会課題解決のために開発した遠隔操作ロボットです。ロボティクス、AI、VR、通信、触覚技術などの先端技術を結集し、遠隔地に置かれたロボットをインターネット経由で操作して意識・技能・存在感を伝送させ、人々が繋がりコミュニケーションおよび移動、作業を行うことができます。私たちはアバターを次世代モビリティおよび人間拡張テクノロジーと考えています。
◆avatarin(アバターイン)とは
「avatarin(アバターイン)」(URL:https://avatarin.com/)とは、既存移動手段の課題(環境負荷、身体的負荷、コスト、距離的制約、時間的制約、精神的ストレス、インフラ整備、外的要因、衛生リスク、国交など)を解決すべく考えた、新たな移動サービスです。体を移動させず人の意識と存在感のみを伝送し、リアル空間を検索して瞬間移動することができるプラットフォームです。
「avatarin」ブランド動画 URL: https://youtu.be/fVJ995DSyic
◆サービスコンセプト
avatarin社は移動を拡張する3つのポイント「Instant -インスタント」、「Sustainable -サステイナブル」、「Inclusive -インクルーシブ」に注力し、新たな移動手段を提供します。これにより、飛行機などの「プレミアムな移動」に加え、アバターを活用した距離や時間を短縮できる「ライトな移動」を組み合わせることで、より多くの場所を訪れたり、より多くの人に出会うことが可能になります。家族での毎年の旅行などはプレミアムな移動で、毎週、様々な場所を訪れるにはアバターを活用したライトな瞬間移動で。既存の移動方法とライトな瞬間移動を組み合わせることで持続可能となり、より多くの人々が、より自由に移動できる未来のライフスタイルの創造を目指します。
(URL: https://about.avatarin.com/about/)
◆newme(ニューミー)とは
「newme(ニューミー)」(URL:https://biz.avatarin.com/)は、「avatarin」プラットフォームを介して、体を移動させずに人の意識と存在感を伝送する新たな移動手段です。移動したい場所にあるnewmeを選択して、見て、話して、歩きまわることができます。既存のコミュニケーションツール(ビデオ通話やWeb会議システム)などとは異なり、自分の意思で好きなタイミングで遠隔地の空間を動きまわることができます。
newme紹介動画 URL: https://youtu.be/KtL9X5QKC5Y)
■お問い合わせ先
サービス内容に関する問い合わせはこちら
avatarin株式会社 採用に関する問い合わせはこちら
■印刷をされる方はこちらをご利用ください
アバター「newme」でJAXA種子島宇宙センター宇宙科学技術館に行こう 〜日本宇宙少年団が東京から種子島へアバターイン〜