Column
2023/3/15
宮崎県事業
「令和4年度ローカル 5G 等を活用した地域課題解決実証事業」に関するレポート
~遠隔外出実証(新屋島水族館編)~
宮崎県の「令和4年度ローカル 5G 等を活用した地域課題解決実証事業」のコンソーシアムメンバーとして、ローカル5Gとアバターロボットnewmeを掛け合わせた次世代介護福祉に向けた実証を行いました。
本レポートでは、遠隔外出での実証の様子をご紹介いたします。
実証にご協力いただいたのは、宮崎県東臼杵郡美郷町にある養護老人ホームの皆さまです。
遠隔地への外出が体のご負担になるため難しいことやコロナ禍で外出することができなかった入所者の皆さまに、ローカル5Gとnewmeを活用し、外出気分を楽しんでいただく実証を行いました。
お出かけ先は、香川県高松市にある山の上の水族館「新屋島水族館」です。
水族館巡りをとても楽しみにしてくださっていたようです!
皆さま、お部屋に揃ったところで、さっそく出発です!
まずは、かわいいペンギンがお出迎えしてくれました!
お魚を見にいくと思っていた入所者の皆さま、突然現れたペンギンたちに、少し驚いている様子でしたが、そんな様子を知ってか、ペンギンたちはnewmeの前を行ったり来たり、newmeの前で立ち止まってサービスしてくれたり。お陰で、たっぷりとペンギンたちとの時間を楽しむことができました。
次は、皆さまお待ちかねのエリアへ!
最初に、国内では2つの水族館でしか見られないというアメリカマナティーをご紹介いただきました。水槽の中でゆったりと過ごすマナティーを見ていると癒されていくようです。先ほどのペンギンの時とは違い、ゆっくりとした時間が流れていきました。
消化にかかる時間はどのくらいでしょうか???など飼育員さんからの問いかけに答えたりしながら進んでいきます。想像していなかった答えに驚きの声も上がっていました。
さあ、飼育員さんに誘導される方へとどんどん進んでいきましょう!
館内を散策しながら、ツマグロという名前の由来を教えていただいたり、ウミガメの背中にぺったりとくっついているコバンザメを探したりしていると、あっという間に時間が過ぎ、飼育員さんと水族館の生き物たちとお別れする時間がきてしまいました。
短い時間でしたが、スイスイと泳ぐ魚を目で追ったり、色とりどりの魚が過ごす水槽に目が釘付けになったりと、皆さまそれぞれの楽しみ方をされていました。
久しぶりに水族館を楽しんでいただいた方、今回初めて水族館に行かれた方もいらっしゃいましたが、皆さま本当に今回の外出を楽しんでくださっていました。
椅子に座ったままでも、飼育員さんが案内する方へ移動でき、水槽の魚を見たり、お話ししながら水族館巡りができる技術に興味を持ってくださる入所者の方もいらっしゃいました。
「長生きするものだね」というお声を聞くことができ、本当に嬉しい気持ちになりました!
本実証にご協力・ご参加いただいた皆さまに深く感謝申し上げます。
宮崎県「令和4年度ローカル 5G 等を活用した地域課題解決実証事業」の詳細については、こちらからご覧いただけます。
- https://www.wainet.co.jp/information/111649/
- https://about.avatarin.com/info-news/news-release/6199/